人と自然をつなぐ

熊谷けいじのブログです。

人と自然に良いことをしたい。②

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こんにちは。

熊谷けいじです。

 

前回のブログで、僕が始めてまともに自分の人生と向き合い、挫折した話をしました。

この記事を読んでいない方は、こちらから読むと面白いとおもいます。

 

keijikumagai.hatenablog.com

 

 

僕は、留年するほど苦労して就活を乗り越え、なんだかんだで縁があり、東京の機械メーカーに就職することができました。

 

同期の数も100人ぐらいとそれなりに多く、3か月間の研修期間、初の配属、初の自分のデスク、初の自分の仕事、、、と、新しい環境に挑戦していく感覚が新鮮でした。

 

冷静に考えれば担当する仕事はそんなにやりがいのあるものでもなかったけど、謎に高い新入社員としてのモチベーションと、恵まれた職場の先輩の影響を受けて、「いかに自分なりの付加価値をつけるか」、「いかに早く仕事をこなすか」、みたいなことを考えてとにかく目の前の仕事を頑張っていました。

 

 

でも半年ぐらいたった頃、色々な人との縁がきっかけで、あることに気付きます。

 

「僕が本当にしたい仕事ってなんだっけ?」

「どんなふうに生きたいんだっけ?」

 

 

就活生だったころに、消化しきれていなかった問題でした。

結局、このことが全然わからな過ぎて、就活では大失敗したことを思い出しました。

 

自分の話す言葉に魂がこもらない感覚。

相手の心に自分の想いが届いていない感覚。

 

 

強烈な危機感と願望。

 

「このままではずっとつまらない人生になる。自分のビジョンを明確に決めて、そこに向かってひたすらに進み続けたい。そんな人生に僕は生きがいを感じ、充実を感じる」

 

そうと分かってからは、とにかく自分のビジョンを明確にするために動き続けました。

 

本を読む、動画を見る、セミナーや講演会に行く、人に相談する、ボランティアに参加する、海外へ行く、色んな人に会いまくる、、、と、睡眠時間も削ってとにかくアクティブに活動しまくりました。

 

 

でも僕は、もともと人とコミュニケーションをとることが得意な方ではありませんでした。

なので、動きすぎて疲れたときは、始発で電車に飛び乗って、一人で山に登っていました。

 

自然の中で、澄んだ空気を胸一杯に吸うのがホント好きなんですよね~

都会の空気で濁った体全体が浄化される感じ。

 

で、2019年7月のある日、いつものように登る山を前日に決めて、翌朝の始発で向かいました。

結構マイナーな山なので、ほぼ人がいなかったのを覚えています。

準備体操をして、さくさくと登る。

今日も空気がうまい。

 

そう思っていたら、、、

登山道から2メートルぐらい外れた所に、泥でぐしゃぐしゃになった大きめの業務用ビニール袋が落ちていました。

 

何か違和感を感じたけど、そのまま通り過ぎました。

 

でも、5メートルぐらい進んで、これを放っておくわけにはいかない!!と急に強い感情が湧いてきました。

気付いたら、道を逆に戻り、滑り落ちそうな体勢になりながら、ビニール袋を拾ってました。

そして、そのまま持ち帰り、家でゴミ箱に捨てました。

 

 

あの時の違和感は、今でもよく覚えています。

自然に生まれ、自然に朽ちていく山の中のたくさんの生命に対して、ただ一ついつまでも異物として居座り続ける存在。

これをここに放っておいてはいけない。

 

こんな体験から、僕は、改めて自然が好きで、大切にしていきたい存在なんだなと思い出しました。

思えば、もともとアウトドア好きな両親の影響や、学生時代に部活で続けていたスキーの経験から、僕の人生には常に自然があったなあという印象があります。

その思い出の中の自然は、いつもきれいで、美しくて、清らかで、時に心動かされるほどの壮大さを見せてくれます。

 

だから僕は、自分の人生を通して、この美しい自然を守っていくことをしたいなと思っています。

 

 

 

この話は、まだもう一日だけ続くのですが、今日はここまでで。