【7/1全国一律レジ袋有料化】「水」のある生活からひも解く、プラスチックごみ問題
「お水」
みなさん不思議な存在だなあと思いませんか?
時には飲み物となり
時には体や食器を洗い流すものとなり
時には工場で原料になり
世界は今日もお水で回ってます。
僕もそんな風に世の中の役に立つ人物になりたい。
なんつって。
お水と言えば、社会人一年目の頃は自分の部屋に冷蔵庫を置く代わりに「クリスタルガイザー500ml×48本」を買っていました。
常温だけど、未開封だと冷蔵しなくていいので便利なんです。
たまに部屋に遊びに来てくれた友達に手軽に渡せるのもいいんですよね~
ああ懐かしい。
でも今はこれ、逆に全く使っていません。
きっかけは「ペットボトルが地球に悪さをしている!?」という噂を聞いてからです。
プラスチックごみ問題
巷では、「プラスチックごみ問題」というのが話題になっているようなのです。
「なにそれ?なんか聞いたことあるけど詳しくは知らないなあ。でもいちいち調べるのはめんどくさい」
そんなあなたのために超~簡単に説明します。
ごみ処理場で処理しきれなかったプラスチックごみが相当な量、海に投げ捨てられている。
プラスチックは消化できませんから、海洋生物が誤飲して死んでしまったり、ビーチの景観を破壊したり。
果ては、年月を経て砂粒レベルまで砕けたプラスチックは魚に食べられ、その魚を人間が食べるということまで起きているそう。
2050年には海にいる魚の全体重よりも、海を流れるプラスチックの総重量が上回っている、という予測もあるのです。
なので、僕は毎日買っていたペットボトルの利用をできるだけ控えて、魔法瓶を使うことにしました。
このピーコックのカーキ色のやつが、持ち運びやすくて使いやすく、かわいらしいサイズ感なので気に入っています。
中に入れる水は、自宅の水道に浄水器をつけて作っています。
安価なものなので美味しい!ってかんじではないですが、一日常温で持ち歩いても変なにおいがしたりおなかを壊したりしたことがないので継続して使っています。
しかし、プラスチックごみの中でも重量ベースでペットボトルは10%以下で、かつペットボトルは比較的リサイクルが進んでいるという話があります。
「なーんだ、実際にはそんなに問題ないんじゃん」と思いますよね。
どうやらそういうわけにもいかないようです。
「リサイクル」の定義
ここで言う「リサイクル」には実は主に「マテリアルリサイクル」と「サーマルリサイクル」の2種類があります。
マテリアルリサイクル:素材を再利用する。プラスチックごみなら、リサイクル加工を経て、もう一度プラスチック製品の素材になるようなリサイクル手法
サーマルリサイクル:ごみの焼却処理の際に発生する熱を回収し、発電すること。
「え、、、サーマルリサイクルってリサイクルじゃないじゃん!」
って思いました。
でも、日本ではこれを「サーマルリサイクル」と呼び、プラスチックのリサイクル率を計算する統計にもサーマルリサイクルの比率は含まれているのです。
日本のプラスチックのリサイクルの半数以上はサーマルリサイクルです。
環境意識の高い欧米諸国ではこれをリサイクルと認めない国もあります。
だから、ペットボトルかどうかといった形にとらわれずプラスチックの消費量はできるだけ減らすにこしたことはないんですね。
7/1 全国一律レジ袋有料化
同じ論理をレジ袋にも当てはめることができます。
レジ袋もビニール袋でできていますから、プラスチックごみと同じように減らしていくことが求められています。
こういった背景があり、今回7/1から全国一律でレジ袋が有料化します。
僕は家の近くの西友がもともとレジ袋有料ですので、買ったものを丸出しで持ち帰ったり、リュックにいれて持ち帰るように心がけています。
不要なレジ袋をもらわなかった日は、なんとなく自然に良いことをしたような気がして気持ちもいいですね。
ということで、レジ袋の有料化は自然にとってとても大事なことなんです。
あなたも興味があれば、ペットボトルの代わりに魔法瓶、レジ袋の代わりにマイバッグやリュックなどを使ってみてください。
おしゃれなやつ使うと気分も上がりますよ。
ではまた~