人と自然をつなぐ

熊谷けいじのブログです。

コーヒーに想いを馳せる

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こんにちは。

熊谷けいじです。

 

最近はほぼ週5で在宅勤務で、ず~っと家にいます。

なので、仕事にしても、ブログにしても、集中力が課題!

 

圧倒的な量を毎日アウトプットしまくって、仕事もブログもどんどん成長していきたい!

そんな決意とは裏腹に、気付いたらコンビニのアイス売り場へ来てしまっている僕の体よ、、、

 

最近熱くなってきたから、ガリガリ君が一段とおいしい、、

 

とまあ自己管理に四苦八苦しているわけですが、そんな時、僕はよくコーヒーを飲みます。

コーヒーに含まれるカフェインが、集中に良いんですよね~

あと、普通にコーヒーが好きです。笑

 

そんなコーヒーについて、今回は取り上げていきます!


コーヒーに関わる社会・環境問題

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日本でもそうですが、コーヒーは海外でもポピュラーな嗜好品として愛されています。

そのため、現在でも世界的ではコーヒー需要は増加し続けているそうです。

 

しかしその一方で、コーヒーを作るために必要なコーヒー豆は、木から収穫される自然作物です。

なので、供給を増やしていくには、①耕作地面積を増やすか、②生産効率を上げる、のどちらかが必要になりますね。

 

コーヒー栽培では、そのどちらも行われています。

そして、それこそがコーヒーの引き起こす環境問題と直結しています。

 

①については、簡単に想像できますね。

コーヒーの耕作地を増やすために、森林伐採が行われています。

 

②については、コーヒーの栽培方法が関係しています。

 以下の文章が要点をついていますので、引用させて頂きます。

熱帯地方で育つ作物であるコーヒーは、伝統的に熱帯雨林の木々の中で栽培されてきた。この自然の森林の中で行われる栽培方法を日陰栽培(シェイド・グロウン)と呼ぶ。コーヒーが育つ熱帯林は、強い日射しかや激しい雨からコーヒーの木を守ってくれるので、農薬・化学肥料の使用量が少なくてすむ。
しかし数十年前から、一部のコーヒー農園が、熱帯林を伐採した裸地でコーヒーの木だけを栽培する方法を始めた。この栽培方法はサン・グロウンと呼ばれる。コーヒーの世界需要の増加を受けて収穫拡大を目指した結果、森林の樹木を焼き払った農地で機械を用いた大規模生産(プランテーション)を行う地域が増えていった。森林が焼き払われた土地は木々に遮られること無く直射日光を浴び続けることとなり、その土地の土壌は確実に劣化していってしまう。それで生産性の悪くなった土地に大量の農薬を用いて栽培を続けようとしたり、農地を拡大または移転するためにさらに森林を伐採していったりすることとなった。また、森林が減少することで動物にも影響を与えている。しかも定住動物だけではなく、渡り鳥の生活拠点にもなっているので、熱帯雨林林が破壊されることは渡り鳥を通
じて他地域の生態系をも破壊することにつながっている。

 

引用:「環境・人にやさしいコーヒー」(https://onumaseminar.com/assets/GraduationPapers/04th/kaitsu.pdf

 

つまり、生産性を上げるために、森林伐採や焼き畑、農薬が使われているということですね。

 

自然環境への影響だけではありません。

コーヒー豆の栽培農家の多くは、発展途上国です。

その中には、マーケット動向などの情報を得られず、生活に十分な利益を得られていないような農家もあります。

つまり、コーヒーには生産者の人権問題も関わっています

 

僕らが何気なく飲んでいるコーヒー一杯にも、これだけの背景が関わっているんですね。

 

では、どうすればよいのか?

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これらのことを知って、でも自分には何ができるのか?

コーヒー農家まで行って森林伐採反対運動でもするか、、、

 

そんなことでは解決しませんね。笑

 

色々と手段はあると思いますが、ここでは、一消費者の立場で取り入れやすいものを紹介します!

それは、「認証マーク」のついたコーヒーを買う、ということです。

 

認証マークとは、ある基準を満たす商品にだけつけられる、認定証のようなものです。

マークにも種類があり、種類によって満たすべき観点や基準が異なります。

 

コーヒーに関しても、いくつかの団体が認証制度を作り、商品につけられるマークを流通させています。

下のサイトでは、コーヒーに関わる代表的なものがまとまっています。

www.daiwahouse.com

 

普段はいちいち買うものの説明書きなんて見ないけれど、ひとつひとつの商品が自分のもとに届いてくるまでに、いろんなストーリーや背景があるんだなあと思いを巡らせると、それはまた味わい深いのでは、と感じています。

 

ただコーヒーを味わうだけでなく、そのコーヒーがここに来るまでにどんな旅路を経てきたのか。

そのことに興味を持つのは、とても素敵ではないでしょうか。

 

最後に

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ちょっとした興味から、今回コーヒーについてまとめてみました。

僕自身も、思っていた以上にこの小さくて茶色い一粒の豆を作るために、色々な人が関わり、色々な工夫がなされ、色々な利害関係が発生しているんだなあと想像力が広がるきっかけになりました。

 

もともと僕は機能重視人間で、「飲めればなんでもいい」「安ければなんでもいい」という考え方の持ち主でしたが、最近は、目に見えるもの以外にも想いを馳せることのすばらしさを体感しています。

 

お金を払うということは、その商品やサービスを支える人たちを応援するということ。

どんな人を応援していきたいか、というのも、大切にしていきたいですね。

 

 

今日はこのくらいで!